姑が料理がうまいと嫁は苦労する

結婚当初は感じなかったことなのに、年齢を重ねるにつれて、夫の嗜好が姑寄りであることをしみじみと感じるように変化してきました。

確かにその家で産まれ育ってきたのだから、その環境での習慣や味の好みというものは、皮膚につくシミのように体が覚えてしまっているのでしょう。これは大人になってもなかなか消えるものではないのです。とはいえ、嫁である私の料理より姑の料理のほうが「おいしい」と言わんばかりに笑顔いっぱいで食べられるとなぜかあまり良い気分にはならないのが嫁の常でしょう。

何よりも腹が立つのは「自分はこういう料理が好みで、こういうものが食べたい」と主張されてしまうとやりきれなさを感じてしまうことがあることです。いっそのこと、実家に帰っていつまでもお母様の料理を食べさせてもらえばいいのに、とさえ思ってしまうことがあります。

嫁が料理がうまいと姑はやきもちを焼き、面白くない感情を抱きます。そしてそれとは反対に、姑が料理上手であると、嫁は相当苦労します。なぜなら夫はいつも嫁と姑の料理を比較し、判定を下しているからです。

この経験から私が学んだことがあります。それは、女性は相手の男性との結婚を決める前に必ず姑の手料理を試食することですね。姑の腕が自分の腕よりもよければ、結婚後にどんな苦労が待っているか、予測できますからね。”